KEY POINTS — この記事の要点
成果報酬型スカウト代行の相場は、面談設定1件あたり1万〜3万円、採用決定1人あたり30万〜100万円程度とされている(@SOHO、2026年8月更新)。
契約前には、面談の定義(予約確定か実施か・数える経路・同じ候補者)、請求しない条件と申告期限、計上と請求の時期を文章で確かめる。
面談課金と採用課金のどちらが安いかは、採用課金の料金を面談1件の単価で割った損益分岐の件数と、自社で採用1人に要する面談数を比べて決める。
成果報酬型スカウト代行の相場はいくら?
成果報酬型スカウト代行の相場は、面談設定1件あたり1万〜3万円、採用決定1人あたり30万〜100万円程度とされています(出典: @SOHO「スカウト代行の費用相場」(2026年8月23日更新))。同じ記事は、成果の定義によって金額が大きく変わるとも述べています。
| 課金の単位 | 相場とされる額 | 参考 |
|---|---|---|
| 面談設定1件 | 1万〜3万円 | 同記事の月額型は月15万〜50万円 |
| 採用決定1人 | 30万〜100万円 | 同記事の人材紹介は理論年収の30〜35% |
単価だけを並べると、安い方が得に見えます。しかし成果報酬型は「何を1件と数えるか」で、同じ単価でも払う総額が変わります。予約が入った時点で1件と数える会社と、面談を実施した時点で数える会社では、無断欠席の分だけ件数が違います。比べる前に、数え方をそろえます。
面談課金と採用課金は何が違う?
面談課金は面談が入るたびに払い、採用課金は入社が決まったときだけ払います。面談課金は1件の単価が低く件数で総額が決まり、採用課金は1件の単価が高く人数で総額が決まります。
| 項目 | 面談課金 | 採用課金 |
|---|---|---|
| 払う時点 | 面談の予約が確定した(または実施した)とき | 入社日(または内定の承諾時) |
| 採用に至らなかった面談 | 払う | 払わない |
| 費用が読める時期 | 毎月、面談の件数で分かる | 入社が決まるまで分からない |
| 合いやすい会社 | 面談から口説く力が自社にある | 面談の数より採用の確実さを重視する |
採用課金は「採れなければ0円」という安心がある一方、1人あたりの金額は大きくなります。面談課金は、面談を採用に変える力が自社にあるほど、1人あたりの費用が下がります。どちらが安いかは、次の損益分岐で決まります。
契約前に確かめる9つの項目
成果報酬型の契約では、「面談の定義」「請求しない条件」「請求の時期」の3つを、合わせて9つの項目に分けて文章で確かめます。口頭の説明だけで始めると、請求のたびに解釈が分かれます。
| 項目 | 確かめること | 決まっていないと |
|---|---|---|
| 1件の数え方 | 予約確定か、面談の実施か | 無断欠席の分だけ件数が変わる |
| 数える経路 | どのリンク・どの媒体からの予約を成果とみなすか | 自社の応募経路と重なると二重に払う |
| 同じ候補者 | 2回予約した人を何件と数えるか | 日程変更や再面談で件数が増える |
| 既存の接点 | 過去の応募者や接触中の人を除くか | 自社で出会えた人に払うことになる |
| 無断欠席・取消 | 来なかった面談、前日までの取消を除くか | 実施していない面談に払うことになる |
| 条件外の候補者 | 必須条件を満たさない人を除くか | 会っても採れない人に払うことになる |
| 申告の期限 | 除外をいつまでに、何の証跡で申告するか | 期限が無いと、月末に揉める |
| 計上と請求の時期 | 予約月か予定日の月か、締め日と支払日 | 予算を組む月が決まる |
| 採用課金の返金 | 早期退職のとき、何日以内に何%戻るか | 入社直後の退職で全額を払うことになる |
除外の条件は、ある・なしだけでなく「申告の期限」と「必要な証跡」まで決まっているかを見ます。たとえば既存の接点を除く条件があっても、申告の期限が無ければ、いつまで遡って申告できるのかで揉めます。
EXAMPLE — PINSCOUTの定義
PINSCOUTが送ったスカウトを経由して、御社が発行した日程調整リンクから予約が確定した面談の件数です。同じ候補者は1回だけ数えます。
請求しないのは、御社と過去6か月以内に接点がある候補者(予約から5営業日以内に申告)、候補者の無断欠席(予定日から3営業日以内に申告)、予定日より前に取り消され、再予約されなかった面談、事前に決めた必須条件を満たさない候補者(確定可能日までに申告)です。
面談課金と採用課金、どちらが安い?
採用1人を得るのに必要な面談の数が、損益分岐の件数より少なければ面談課金が安く、多ければ採用課金が安くなります。損益分岐の件数は、採用課金の料金を面談1件の単価で割って出します。
FORMULA — 損益分岐
損益分岐の面談数 = 採用課金の料金 ÷ 面談1件の単価
採用1人に要する面談数 = 面談の件数 ÷ 採用の人数(自社の過去の実績から出す)
PINSCOUTの料金(正社員・契約社員: 面談1件30,000円、採用は理論年収の20%・最低50万円、税別)で計算すると、次のとおりです。
| 理論年収 | 採用課金 | 面談の何件分 |
|---|---|---|
| 300万円 | 60万円 | 約20.0件 |
| 400万円 | 80万円 | 約26.7件 |
| 500万円 | 100万円 | 約33.3件 |
| 600万円 | 120万円 | 約40.0件 |
| 700万円 | 140万円 | 約46.7件 |
| 1,000万円※1 | 200万円 | 約40.0件 |
| パート※2 | 6万円 | 6件 |
※1 ハイクラス(想定年収800万円以上)は面談1件50,000円で計算。※2 アルバイト・パートは採用1名60,000円、面談1件10,000円で計算。いずれも税別。
たとえば理論年収500万円の正社員なら、採用課金は100万円で、面談課金の約33.3件分です。過去の実績で、面談が10件あれば1人採れているなら、面談課金の総額は30万円で、採用課金より安くなります。面談が40件で1人なら、面談課金は120万円となり、採用課金の方が安くなります。
理論年収が250万円(最低額50万円 ÷ 20%)以下では、採用課金は最低額の50万円で一定になります。そのため年収が低い求人ほど、損益分岐の面談数は小さくなります。自社の面談から採用までの率が分からない場合は、まず面談課金で数か月の実績を取り、その数字で選び直す方法もあります。
単価のほかに比べること
成果報酬型どうしを比べるときは、単価に加えて「固定費」「含まれる仕事」「送る数の制限」「文面の作り方」の4つを見ます。単価が同じでも、ここが違えば手元に残る仕事と結果が変わります。
- 固定費: 初期費用・月額・最低契約期間が本当に0か。成果報酬と月額の併用になっていないか
- 含まれる仕事: ターゲットや訴求の設計が単価に含まれるか、別料金か
- 送る数の制限: 代行会社の側で月の送信数に上限を設けていないか
- 文面の作り方: 1人ずつ書くのか、テンプレートを送るのか。見本で確かめる
文面の作り方は、面談の数そのものを左右します。スカウトの返信を増やす考え方はスカウトの返信率の目安と上げ方に、料金の形全体の比べ方はスカウト代行の費用相場と料金体系にあります。
PINSCOUTの成果報酬
PINSCOUT
PINSCOUT(ピンスカウト)の面談課金は、正社員・契約社員で1件30,000円です。相場とされる面談設定1件1万〜3万円の上限にあたります。その代わり、初期費用・月額・最低契約期間はなく、ターゲットと訴求の上流の設計を含み、当社側で送信数を制限せず、候補者1人ずつに文面を書きます。
ハイクラス(想定年収800万円以上)は1件50,000円、アルバイト・パートは1件10,000円です。採用課金は正社員・契約社員が理論年収の20%(最低50万円)、アルバイト・パートが1名60,000円です(いずれも税別)。早期退職の返金は30日以内80%・90日以内50%です。
無断欠席は予定日から3営業日以内の申告で除き、面談は予定日の月で数えて翌月にまとめて請求します。シミュレーターは料金ページにあります。
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