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スカウトメールの例文集

件名の例50本と、状況別の型6つ。段落ごとに、効く理由の札を付けています。

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KEY POINTS — この記事の要点

  • スカウトメールの件名は、経歴のどこを読んで送ったかを先頭に置き、任せる仕事を後ろに付ける。受信の一覧で切れても送った理由が残る。

  • 本文の型は相手の状況で変える。初回は経歴の具体、再送は新しい事実1つ、転職意欲が不明なら相談の形、ブランクは働き方の事実から書く。

  • 例文は[]を候補者の経歴と自社の事実で埋めて使う。埋められない[]があるなら、その人に送る理由がまだ足りない。

この例文集の使い方

ANSWER

この例文集は、件名の例と状況別の型を、理由つきで並べたものです。そのまま送らず、候補者の経歴の言葉で[]を埋めて使います。

スカウトメールの例文は、写すだけでは効きません。候補者が読むのは「自分に送られた理由」です。だからこのページでは、件名ごとに何を先に伝えているかを1文で添えました。型の段落には、どの定石に当たるかの札と、効く理由を付けています。

使う順は3つです。まず件名の例から、相手の状況に近いものを選びます。次に状況別の型で本文の骨組みを決めます。最後に、点検ツールで送る前の文面を確かめます。文の組み立て方の全体はスカウト文の書き方の解説にまとめています。

例文の会社・人物・数字は、すべて架空です。例文ごとの返信率は示しません。

件名は何を先に伝える?

ANSWER

件名には、経歴のどこを読んで送ったかを先頭に置きます。受信の一覧で切れても、送った理由が残る順に並べます。

候補者の受信の一覧には、似た件名が並びます。件名で差が出るのは、次の4点です。

  1. 経歴の具体を先頭に置く: 職種名ではなく、扱った技術・商材・資格・工事の種類を書きます。
  2. 任せる仕事を後ろに付ける: 経験と仕事が1行でつながると、用件が開く前に分かります。
  3. 条件は事実だけ書く: 「日勤だけ」「土日休み」のように、決まっている事実なら件名に入れてよい材料です。
  4. 記号と誰にでも当てはまる語を使わない: 【急募】や「特別なご案内」は、一斉送信の印に見えます。

媒体の運営会社の解説も、件名に働き方や条件の言葉を入れる案を挙げています。リクルートダイレクトスカウトの解説は「副業可」「リモート可」などの例を示しています(出典は末尾)。件名で開いてもらった後に返信まで進むかは、本文と次の一歩で決まります。返信率の測り方は返信率の目安と上げ方にあります。

件名の例50本

ANSWER

職種7つ×状況6つの件名の例です。各件名の下に、その件名が先に伝えていることを1文で書きました。

◯◯と地名・数字は、相手の経歴と御社の事実に置き換えます。札は状況です(初回・再送・転職意欲が不明・ブランク・ミドル・UIターン)。

エンジニアの件名

  1. Rustで組み込みの制御を書かれたご経験を、検査装置の開発で初回|読んだ技術と、それを使う製品を件名の中で結んでいます。
  2. 月間◯億件の配信を支えたご経験に、決済の基盤のご相談です初回|扱ってきた規模を数字で示し、経歴を読んだ証拠にします。
  3. 公開のライブラリを拝見しました。同じ課題の部品を作っています初回|公開の成果物を読んだことと、共通の課題が先に伝わります。
  4. 2回目のご連絡です。開発チームの体制図をお送りします再送|1通目に無かった新しい材料を、件名で予告する形です。
  5. 転職のご予定は問いません。型安全な移行の進め方を伺いたく転職意欲が不明|応募のお願いではなく、知見を聞きたいという用件を先に置きます。
  6. Reactのご経験を、在宅中心の働き方で活かしませんかブランク|空白の期間には触れず、経験と戻りやすい働き方だけを並べています。
  7. 基盤の内製化を3社で進めたご経験に、CTO室の立ち上げをミドル|年数ではなく、繰り返してきた成果と任せる役割を示します。
  8. 希望勤務地が福岡とあり、ご連絡しました。SREのご相談ですUIターン|地域を選んだ根拠が、プロフィールの記載だと分かる件名です。

エンジニア向けの例文を全文で読む

営業の件名

  1. 医療機器の代理店開拓のご経験を、在宅医療の新規事業で初回|売ってきた商材と顧客の種類を、次の商材と結んでいます。
  2. 既存顧客の単価を上げてこられた方へ。法人営業の組み直しのご相談初回|成果の種類を名指しし、任せる仕事の名前を添えます。
  3. 再度のご連絡です。インセンティブの算定の表をお伝えします再送|評価のされ方という、1通目に無かった材料を足した件名です。
  4. 今の職場に不満がなくても。業界の購買の流れを伺えませんか転職意欲が不明|転職の意思を前提にしない言い方で、返信の重さを下げています。
  5. 法人営業5年のご経験を、時短の正社員の形で活かしませんかブランク|空白には触れず、経験の年数と働き方の事実だけを置きます。
  6. 代理店網を一から作られたご経験に、関西の支社長のご相談をミドル|任せる役職と地域を件名で示し、判断の材料を先に渡します。
  7. 金沢での勤務をご希望とあり。北陸の取引先の営業のご相談ですUIターン|希望の地域と、その地域で担う取引先が一度に分かります。

営業職向けの1通目・2通目の全文

施工管理の件名

  1. RC造の集合住宅の施工管理を、土日休みの現場で続けませんか初回|担ってきた工事の種類と、休日の事実を一緒に出しています。
  2. 1級建築施工管理技士の資格を、監理技術者の配置で活かせます初回|持っている資格と、その資格を使う配置を件名で結びます。
  3. 2回目のご連絡です。現場ごとの残業時間の記録をお送りします再送|1通目に無かった勤務の実態を、新しい材料として予告する件名です。
  4. 転職の予定がなくても。改修工事の工程の組み方を伺いたく転職意欲が不明|情報交換の用件を先に置き、決めていない人にも開ける理由を作ります。
  5. 積算と工程表の作成のご経験を、日勤だけの内勤で活かしませんかブランク|現場に戻る前の段階として、内勤の仕事を具体で示しています。
  6. 工事部長として3拠点を見てこられた方に、施工品質の責任者をミドル|見てきた範囲の広さと、任せる責任を並べた形です。
  7. 静岡での勤務を希望とあり。道路の公共工事の施工管理のご相談UIターン|地域と工事の種類が分かり、移った後の仕事を想像できます。

施工管理のスカウト例文(現場別)

看護・介護の件名

  1. 回復期病棟のご経験を、日勤だけの訪問リハビリの調整役で初回|経験した病棟の種類と、次の勤務の形を一緒に出します。
  2. 介護福祉士の資格をお持ちの方へ。1フロア9名の小規模な施設です初回|資格と人員の規模を出し、働く場の様子を件名で伝えています。
  3. 2回目のご連絡です。シフトの組み方の例を1か月分お送りします再送|休みの取り方という、1通目で伝えきれない材料を足した件名です。
  4. 今すぐの転職でなくても。施設の見学だけでもご案内できます転職意欲が不明|応募より軽い次の一歩を示し、意欲が分からない人にも開けやすくします。
  5. 看護師のご経験を、9時から16時の外来で活かしませんかブランク|勤務の時間帯を数字で出し、戻るときの条件を先に伝えます。
  6. 看護主任のご経験に、新しい施設の立ち上げの看護責任者をミドル|これまでの役職と、次に任せる役割をつなげています。
  7. 仙台での勤務をご希望とあり。訪問介護の事業所からのご連絡ですUIターン|地域と事業所の種類を示し、どの職場の話かが先に分かります。

看護・介護職に届くスカウトメールの全文

ドライバー・物流の件名

  1. 大型免許と冷凍車のご経験を、夜間なしの店舗配送で初回|免許と車両の経験、勤務の時間帯を件名にまとめています。
  2. 中型免許で、固定ルートの企業配送をお任せしたいご連絡です初回|必要な免許と、ルートが決まっている事実を先に示します。
  3. 再度のご連絡です。1日の拘束時間の例をお伝えします再送|1通目に無かった拘束時間の材料を、件名で予告する形です。
  4. 急ぎではありません。運行管理のご経験から、配車の相談に乗っていただけませんか転職意欲が不明|応募ではなく相談の形にし、決めていない人にも返信の理由を作ります。
  5. 普通免許のご経験から、2トン車の配送で始める形のご相談ブランク|始める車両の大きさを示し、戻る入口を件名で伝えています。
  6. 配車の担当を長く務められた方へ。営業所の所長のご相談ですミドル|これまでの役割と、次の役職を一続きで示します。
  7. 札幌での勤務をご希望とあり。道内の定期便のドライバーのご相談UIターン|地域と便の種類を出し、移った後の働き方を想像できる件名です。

ドライバー向けの例文を初回から返信まで

経理・管理部門の件名

  1. 月次決算を5営業日で締めてきたご経験を、上場準備の経理で初回|締めの速さという実務の具体と、会社の段階を結んでいます。
  2. 会計システムの入れ替えを担われた方へ。同じ入れ替えを来期に行います初回|経験した仕事と同じ仕事を任せることが、件名だけで伝わります。
  3. 2回目のご連絡です。経理の5名の担当の分け方をお送りします再送|入社後の担当の範囲という、新しい材料を予告します。
  4. 転職をお考えでなくても。内部統制の整え方を伺いたいご連絡です転職意欲が不明|知見を求める用件を先に置き、意欲を決めつけない件名です。
  5. 給与計算と社会保険の手続きのご経験を、在宅中心の働き方でブランク|手を動かしてきた実務の名前を出し、空白の期間には触れていません。
  6. 経理部長として監査対応を担われた方へ。管理部門の統括のご相談ミドル|経験の中身と、次に任せる範囲を件名でつなぎます。
  7. 広島での勤務をご希望とあり。本社の経理の中心を担う方を探していますUIターン|その地域に本社があることと、任せる位置が一緒に分かります。

経理・人事・法務への1通目と2通目

管理職・ハイクラスの件名

  1. 赤字の事業を2年で黒字に戻されたご経験に、事業の再建のご相談初回|成果の具体と、同じ種類の課題を任せることを示しています。
  2. 海外の子会社の立ち上げを担われた方へ。東南アジアの拠点長のご相談初回|担ってきた立ち上げと、任せる地域を一緒に出します。
  3. 再度のご連絡です。代表の◯◯から、任せたい課題を直接お伝えします再送|経営陣が直接話すという、1通目に無かった材料を足した件名です。
  4. ご転職の予定は伺いません。新規事業の進め方に、外の視点をいただけませんか転職意欲が不明|転職の話を後に回し、知見を求める用件で返信の理由を作ります。
  5. 事業部長のご経験を、週4日勤務の執行役員の形でブランク|経験した役職と、働く日数の事実を並べています。
  6. 上場企業でCFOを務められたご経験に、IPOの準備の指揮をミドル|役職の経験と、次に任せる大きな課題を結ぶ形です。
  7. 九州での勤務をご希望とあり。地場の製造業の経営幹部のご相談ですUIターン|地域と会社の業種、任せる位置を件名で伝えます。

管理職候補に送る例文の全文

定石の札とは?

ANSWER

定石の札は、型の各段落が採用の定石のどれに当たるかの印です。定石は、採用で一般に成果を分けるとされる手順を5つにまとめたものです。

型の段落は、定石1〜4のどれかに当てています。定石5は文面ではなく、送った後に数えて直す手順なので、各型の末尾に「数えること」として書きました。

  • 定石1「誰に来てほしいかを、先に決める。」根拠: 東証一部上場企業176社(2015年の調査)の分析で、人材要件が採用の関係者で共有されるほど、採用した人の能力の評価が高い(中途採用では職場への適応の評価も)(碇邦生「人材要件の共有が選抜指標と採用成果に及ぼす影響」リクルートワークス研究所『Works Review』Vol.11(2016))
  • 定石2「その人にとっての魅力を、言葉にする。」根拠: 面接や企業の対応で「この会社には入社したくない」と思った理由に「求人情報と面接の話に齟齬があったため」33%(複数回答)(エン・ジャパン「エン転職」1万人アンケート(2022-08-19、n=10,305))
  • 定石3「1人ずつ、短く書く。」根拠: 1通ずつ送ったスカウトは、一斉送信より返信率が約15%高い(2021年5月〜2022年4月に送られた数千万通)(LinkedIn Talent Blog「How to Improve Your InMail Response Rate, According to LinkedIn Data」(2022-05-19、海外の媒体の分析))
  • 定石4「待たせない。」根拠: 選考辞退の対策をしている企業が挙げた対策の1位は「書類選考後、通過者への連絡を早くする」85%(エン・ジャパン『人事のミカタ』中途採用の選考辞退の調査(2024-08-06、企業 n=293))
  • 定石5「数字で直す。」送った数と予約の数を数え、文面を直す手順です。

定石3のLinkedInの数字は海外の媒体の分析です。日本の媒体での値ではありません。定石の考え方と出典の原文は採用の定石の解説で読めます。

状況別の型6つ

ANSWER

相手の状況ごとに、本文の骨組みを6つの型にしました。初回・再送・転職意欲が不明・ブランク・ミドル・UIターンです。

[]の中は、候補者のプロフィールと御社の事実で埋めます。埋められない[]があるなら、その人に送る理由がまだ足りません。送る相手を選び直すか、確かめてから書きます。

再送の型は、リクルートダイレクトスカウトの解説が勧める「2回目と分かる言葉」に沿っています。どの型も、最後は日程調整のリンクで終えます。返信の後に面談まで進める工夫は面談設定率を上げる方法で扱っています。

初回: 経歴の具体から始める

初めて送る相手に使います。経歴を読んで、送る理由が1つ以上言えるときの型です。

TEMPLATE — 初回の型(架空)

件名: [経歴の具体]のご経験を拝見し、[任せたい仕事]のご相談です

  1. [会社名]で採用を担当している[名前]です。[プロフィールにある経験の具体]を拝見し、ご連絡しました。定石3|名乗りと経歴の具体を冒頭に置くと、一斉送信ではないと伝わります。
  2. 当社の[課題]に、そのご経験がそのまま効くと考えています。お任せしたいのは[仕事の範囲]です。定石1|必須の条件に当たる経験を名指しすると、送った理由が1つに定まります。
  3. プロフィールに[希望欄の語]とあったため、[それに応える事実]をお伝えします。定石2|希望に応える事実が、その人にとっての魅力になります。設定にない約束は書きません。
  4. 条件は[年収の幅]・[勤務地]・[働き方]です。定石2|条件を先に出すと、返信してから確かめる手間がなくなります。
  5. 選考の前に、30分の面談からいかがでしょうか。下のリンクから、ご都合のよい日時を選べます。定石4|返信を待たずに予約まで進めると、やり取りの往復が減ります。

AVOID — 避けたい一文

「素晴らしいご経歴を拝見し」だけで、どこを読んだかが書かれていない一文。

数えること(定石5): 求人ごとに、送った数と面談の予約の数を数えます。件名を変えたら、変える前と後で分けて数えます。

再送: 新しい事実を1つ足す

1通目に返信が無い相手に使います。1通目に無かった材料が1つあるときだけ送ります。

TEMPLATE — 再送の型(架空)

件名: 2回目のご連絡です。[前回に無かった材料]をお伝えします

  1. [名前]です。先日お送りした[仕事]の件で、2回目のご連絡です。定石3|2回目と分かる言葉があると、同じ文面の繰り返しと区別がつきます。
  2. 前回お伝えしていなかった点が1つあります。[配属のチーム・扱う技術・制度などの新しい事実]です。定石2|1通目と同じ中身なら、返信しなかった理由も同じまま残ります。
  3. 今は転職を考えていない場合も、情報交換の面談としてお使いください。定石4|選考ではない形を示すと、まだ決めていない人も予約しやすくなります。
  4. ご都合が合えば、下のリンクから日時をお選びください。定石4|予約の道筋は1通目と同じものを置き、迷わせません。

AVOID — 避けたい一文

「先日のメールはご覧いただけましたか」で始まり、新しい材料が何も無い一文。

数えること(定石5): 予約が1通目と2通目のどちらで入ったかを分けて数えます。2通目の材料ごとの差が、次に足す材料を決める手がかりです。

転職意欲が不明: 相談の形にする

プロフィールに転職の時期が書かれていない人に使います。応募ではなく、話を聞く用件で送ります。

TEMPLATE — 転職意欲が不明の型(架空)

件名: 転職のご予定は問いません。[分野]の進め方を伺いたく

  1. [会社名]の[名前]です。[プロフィールにある経験の具体]を拝見しました。定石3|相手の経験から書き始め、用件より先に読んだ証拠を置きます。
  2. 転職をお考えかどうかは分からないまま、ご連絡しています。今すぐの応募のお願いではありません。定石3|相手の状況を決めつけない一文で、読む前の構えが下がります。
  3. 当社では[現場で起きている課題]に取り組んでいます。[経験]をお持ちの方の見方を伺いたいと考えました。定石2|知見を求める形なら、転職の意思が無くても応じる理由になります。
  4. 30分の情報交換の中で、当社の[仕事]のこともお話しします。下のリンクから日時を選べます。定石4|面談で何を話すかを先に示すと、予約の判断がしやすくなります。

AVOID — 避けたい一文

「転職をお考えの◯◯様へ」と、意欲を決めつけた呼びかけ。

数えること(定石5): 情報交換の面談のうち、何件が選考の面談へ進んだかを数えます。初回の型と予約の数を比べる材料にもなります。

ブランク: 経験と働き方の事実

育休・介護・療養などで仕事から離れた期間がある人に使います。離れる前の経験から書きます。

TEMPLATE — ブランクの型(架空)

件名: [離れる前の経験の具体]を、[働き方の事実]で活かしませんか

  1. [会社名]の[名前]です。[離れる前の経験の具体]を拝見し、ご連絡しました。定石3|空白の期間ではなく、経験の中身から書き始めます。
  2. 当社では[時短・在宅・始業の時刻など、制度として決まっている働き方]で働けます。定石2|戻るときの不安には、制度の事実で答えます。決まっていない約束は書きません。
  3. 離れていた期間の理由を伺う必要はありません。面談でも、ご自身が話したい範囲で構いません。配慮|理由を求めない一文で、返信の重さが下がります。採否は職務に要る適性と能力で決めるのが、公正な採用選考の基本です。
  4. 最初は[担当の範囲を絞った始め方]から始める形も相談できます。定石1|任せる範囲を先に示すと、自分が対象かを判断しやすくなります。
  5. 選考の前に、30分の面談からいかがでしょうか。下のリンクから日時を選べます。定石4|予約の入口は、ほかの型と同じく1つに絞ります。

AVOID — 避けたい一文

「ブランクがあっても大丈夫です」と、空白を前面に出した一文。

数えること(定石5): 働き方の事実(時短・在宅など)ごとに、予約の数を分けて数えます。どの事実が効いたかが分かります。

ミドル: 年齢ではなく成果で呼ぶ

長い経験を持つ人に、役割を任せたいときに使います。年齢や年数ではなく、成果と任せる課題で書きます。

TEMPLATE — ミドルの型(架空)

件名: [成果の具体]のご経験に、[任せる課題]をお願いしたく

  1. [会社名]の[名前]です。[在籍した組織で担った成果の具体]を拝見しました。定石3|成果の具体から書くと、年齢ではなく経験で選んだと伝わります。
  2. 当社には今、[課題]があります。それを動かせる方を探しています。定石1|任せる課題を名指しすると、なぜその人なのかが1つに定まります。
  3. 役割は[権限・報告先・チームの規模]です。定石2|任される範囲は、役割を受けるかどうかの判断の材料になります。
  4. 条件は[年収の幅]と[評価のされ方]です。定石2|評価のされ方まで書くと、面談で話が食い違いにくくなります。
  5. まずは[役員・部門長の役職]と30分お話しする場を用意します。下のリンクから日時を選べます。定石4|会う相手を先に示すと、面談の重みと中身が分かります。

AVOID — 避けたい一文

「若手中心の活気ある職場です」「ベテラン歓迎」など、年齢を軸にした一文。

数えること(定石5): 役割の書き方(権限・報告先)を変えたら、前と後の予約の数を比べます。

UIターン: 希望の地域を根拠に

プロフィールの希望勤務地に、今の住まいと違う地域がある人に使います。地域を選んだ根拠は、その記載だけにします。

TEMPLATE — UIターンの型(架空)

件名: [地域]での勤務をご希望とあり。[仕事]のご相談です

  1. [会社名]の[名前]です。希望勤務地に[地域]とあったため、ご連絡しました。定石3|地域を選んだ理由が、プロフィールの記載だと示します。出身地は推測で書きません。
  2. [経験の具体]を、[その地域の事業所の仕事]で活かしていただけます。定石1|移る先で担う仕事を具体にすると、送った理由がはっきりします。
  3. 入社までの面談はオンラインで行えます。[転居の支援など、実在する制度]もお伝えします。定石2|遠方から移る人が先に知りたい手順を、制度の事実で示します。
  4. 最初の面談は30分です。下のリンクから、ご都合のよい日時を選べます。定石4|遠方でも予約まで進めるよう、入口をオンラインの面談にそろえます。

AVOID — 避けたい一文

「地元に戻りたいとお考えですよね」と、事情を決めつけた一文。

数えること(定石5): 地域ごとに、送った数と予約の数を分けて数えます。事業所ごとの差が見えます。

媒体ごとの文字数の上限

ANSWER

公式のヘルプで上限を確かめられたのは、LinkedIn の InMail です。件名は200文字まで、本文は1,900文字までです。

媒体件名本文
LinkedIn(Recruiter の InMail)200文字まで(必須)1,900文字まで

LinkedIn の数字は、Recruiter のヘルプの原文で2026年11月3日に確かめました(出典は末尾)。空白と改行の数え方は、ヘルプに書かれていません。

国内の主な媒体は、公開されたヘルプでは上限を確かめられませんでした。そのため数字を載せていません。お使いの媒体の送信画面で、上限と一覧に表示される件名の長さを確かめてください。上限の内側でも、一覧で切れる位置は媒体と端末で変わります。件名の先頭に経歴の具体を置くのは、そのためです。

送る前に点検する

ANSWER

型を埋めた文面は、送る前に点検ツールに貼って確かめます。本文はブラウザの中だけで扱い、送信されません。

型を埋めると、[]の消し忘れや、条件の書き漏れが起きやすくなります。スカウト文の点検ツールは、貼った文面を項目ごとに見て、直す所を示します。点検の項目と判定の考え方は、ツールのページに書いています。

自分で確かめるなら、次の3つを見ます。

  1. 候補者の名前を消しても、この人に送った理由が読み取れるか
  2. []がすべて、プロフィールか御社の事実で埋まっているか
  3. 条件と、日程調整のリンクが入っているか

職種別の例文集

ANSWER

職種ごとの例文集では、1人の候補者に送る1通目・2通目・返信への返しを全文で載せています。悪い例との比べ方も付けました。

職種ごとに候補者が気にする点は、職種別の採用の一覧にまとめています。

1人ずつ書く手間をどうするか

ANSWER

型を使っても、[]を埋めるには1人ずつ経歴を読む時間がかかります。その手間を外に頼む方法もあります。

出典

ANSWER

このページの数字は、下の出典に書かれたものだけです。例文の会社・人物・数字はすべて架空です。

SOURCES — この例文集の出典

FAQ

よくある質問

件名に年収や休日などの条件を入れてもいいですか?
決まっている事実なら入れてかまいません。ただし条件だけの件名は誰にでも送れるので、経歴の具体を先頭に置き、条件は後ろに付けます。
状況別の型は、どう選べばいいですか?
プロフィールに書かれた事実で選びます。転職の時期が無ければ「転職意欲が不明」、希望勤務地が今の住まいと違えば「UIターン」の型です。迷ったら初回の型から始めます。
ブランクのある人に、離れていた理由を聞いてもいいですか?
スカウトの段階では聞きません。離れる前の経験と、制度として決まっている働き方から書きます。理由を聞く必要が無いと書き添えると、返信しやすくなります。
スカウトメールの件名は何文字までですか?
上限は媒体ごとに違います。公式のヘルプで確かめられた LinkedIn の InMail は、件名200文字・本文1,900文字までです。国内の媒体は送信画面で確かめてください。一覧で切れる位置も媒体と端末で変わります。